OpenCVのMean-shift Trackingを試してみた
OpenCVで使える、色ベースのトラッキング「meanShift」と「CamShift」を紹介します!
何ができるの?
追跡したい対象の領域をはじめに指定することで、
その色情報(ヒストグラム)をもとに、対象を追跡できます
探索窓が固定なMeanShiftに対し、CamShiftは物体サイズに合わせて窓サイズを調整してくれます
試してみよう
OpenCVにCamShiftのサンプルコードがあります
(OpenCVのインストール先)/sources/samples/cpp/camshiftdemo.cpp
実行例:YouTubeから拾った動画で失礼します
OpenCV + Camshift Demonstration - YouTube
meanShiftも試してみたい
camshiftdemo.cppを少し修正すると、meanShiftも試すことができます
CamShift()の呼び出し箇所
cv::RotatedRect trackBox = cv::CamShift(backproj, trackWindow, cv::TermCriteria(cv::TermCriteria::EPS | cv::TermCriteria::COUNT, 10, 1));
を以下のように修正します
cv::meanShift(backproj, trackWindow, cv::TermCriteria(cv::TermCriteria::EPS | cv::TermCriteria::COUNT, 10, 1));
また、すぐ下の領域を描画する箇所
cv::ellipse(_image, trackBox, cv::Scalar(0, 0, 255), 3, cv::LINE_AA);
を以下のように修正します
cv::rectangle(_image, trackWindow.tl(), trackWindow.br(), cv::Scalar(0,0,255), 3, cv::LINE_AA);
終わりに
今回は「meanShift」と「CamShift」の表面だけ紹介しましたが
今後、追跡の仕組みについても解説したいと思います